2011年2月22日火曜日

トマト、中東情勢、少しだけ海

  

こんばんはー。                                         

私が住んでる町には、トマト畑が溢れています。
トマト農家の人もいっぱい。

ヨルダンは、砂漠というか土漠ばっかりで、
この死海沿岸の地域が、ヨルダン人の胃袋を支えている!はず?
まあ、実際は結構輸入に頼ってるんだろうけど。



トマト畑では、こどももお父さんもお母さんも一家総出で、働いています。

パキスタンからの労働者も結構いるらしい。
何故、パキスタンから?と思うけど、そういう流れなのかな。
(ヨルダンでは、エジプト人、スリランカ人、バングラデッシュ人などの労働者が多くて、裕福な家のメイドさんは、フィリピンやインドネシアなどの女性なのです。)
   
ということで、毎日トマト三昧です。

自宅で食べることはほとんどなくて、毎日職場の人だったり、友達になった人だったり、そのまた親戚だったり、の家で食べてますが、日々トマトですねえ。

もちろん、アンマンで生活してた時も、トマトはあったけど、
ここではメインディッシュがトマト料理。
アラブ風お漬け物も、普通はきゅうり、にんじんですが、ここではトマト!

トマトがまあまあ好きでよかった、これがセロリだったら大変だったー。


そのトマトが農家の収入を支えているわけですが、最近は価格下落が著しくて、
先々週、先週にトマト農家による道路封鎖がありました。
といっても、実際に道を止めているのは警察ですが。

トマト1キロが20ギルシュ(日本円だと26円くらい)、こっちでサンドウィッチ1個の値段より安いです。
確かに、安すぎる・・・

こんな時期だからなのか、翌週には首相が町を訪れたらしく、結構対応早いなあ
という感じでした。ひとまず、状況はおさまっていますが・・・

今、ご存じのとおり、中東各国でデモ、反体制運動が起きています。
ヨルダンでもデモはありましたが、王政までの批判には至っていないし、批判の的だった首相を変えて対応しており、
ひとまず、チュニジアやエジプトのようなことはないと思います、たぶん。

でも、ヨルダン人と話してると、タテマエと本音とか、そういうのが見えてきました。
だから、エジプトのようにはならないけど、ヨルダン人としても、今の状況を全くの無縁とは思ってないんだと思う。
応援している人もたくさんいるし。

 ・・・こないだ初めてアカバ(紅海沿いの町)に行ってきました! 海、きれいだったあ!