2012年2月29日水曜日

Music Fes 、恋愛事情

こんばんはー。

今、近所でホトバ(婚約式)の最中で、今もがんがん音楽が鳴っています。
呼ばれてちょっと行ったら、知っている子で、おお!おめでとうーーと。
一昨年の職業訓練校の卒業生で、まだ20だけど、もう結婚なんだなあ。

ぐるぐる輪になって、ステップを踏んで踊ってるだけなんだけど(ダブケと言います)、結構好きで、今日みたいにがんがん踊ってるのを見ると、混ざりたくなる。でも一応女なので男性に混ざるわけにはいかず、我慢。

さてさて、先週金曜日に、任地のゴールサ―フィーでMusic Festivalを開催しました。
50名を超える日本人の方(隊員や事務所の方々)に協力いただいて。

今回は、音楽をテーマに、バンドやピアノ、トランペット、サックス、ボディパーカッション、ダンスなどなど、みなさん、多彩な芸を見せてくれました。ヨルダン側も、いつものだけど、男女それぞれのダブケや空手演武を披露。
 
 














アラビー音楽以外を初めて生で聞くこどもたちばかりで、興奮してたり、きょとんとしてたり、楽しんでくれてたようで何より。
でも、沢山のこどもたちで会場が混乱してしまって、押し合いみたいになったり、見たい子が見れなかったり、うーん、もっと工夫の余地があったわー、反省。

色々あったけど、隊員や事務所の方、もちろん現地の方の協力があったからこそできたイベントでした。本当にありがとう!

さてさて、久しぶりなので続けて書きます。もっと普段から書けばいいんだけど。

今週初めに誕生日で、いつもお世話になっている近所のうちで、パーティーしてくれました。
まずは、化粧からだから!と言われて、初のアラビーメイク。
その後は、ドレスを着せてもらい、後はひたすらダンス。踊ったわー。




この家族は、こっちに引っ越してきて一番お世話になっているおうちの一つ。

私が行かない日も、お夕飯をとってくれてたり、おみやげも娘と同じように買ってくれたり、風邪の日は家までご飯持ってきてくれたり。

こういう温かい気持ちに日々触れているので、穏やかに過ごせてるんだろうなあ。

このおうちには今、娘が3人いて、それぞれ恋愛中。
ムスリムなんだけどラフというか緩すぎるというか。もちろんお父さんには内緒。日々電話をしまくってるだけだけど。

長女のアマルは、前にも書いたけど、彼氏がアフリカに軍隊の仕事で行ってて、うちにスカイプをしに来る子。
いつも、すごい化粧でやってくるんだけど、こないだはいつものすっぴんで、落ち込んでやってきた。事情を聞くと、その彼氏は実は結婚していたらしく、子供も二人いるとのこと。

うちは、えーー!と思って、当然別れると思ったら、どうやら続ける気らしい。
ムスリムは4人まで妻を持てるし、実際お母さんも第2夫人だし、そこらへんの感覚は違うんだわ。
その子は27で、もうお嫁には行けない年齢だから、お母さんも第2夫人でもいいから結婚してほしいと思っとるんかなあ。

次女のイマームは、こないだやっと婚約が決まったけど、婚約式のお金のことでもめてて。
どうやら男側に十分なお金がなくて、婚約式のパーティーができないらしい。
こっちの人はとても体裁を気にするから、「私は、ゴーラニーエ(ゴール地方の女性)と同じようにしたいだけ。それができないなら、街の人はなんて思うと思うのー。」といって泣いてた。

アマルもイマームも幸せになれますように。

最近、本当に思うのは、うちの街の中での格差がすごくあるなあということ。
ヨルダンの中でも比較的貧しいとされている地域だけど、その中でも、例えばお肉食べて、エアコンやパソコンもある家と、大家族がひしめきあって外で寝てる日雇いのトマト労働者の家と。

その格差をなくしていくことが大事だと思う。難しいけど。

こないだ、アンマンのサウサンちで、久々に食べた
ヨルダン代表料理マンサフ。真ん中は羊の頭。
ヨーグルトを煮込んだソースを混ぜてたべます。
最初は嫌いだったけど、こないだは大興奮して昼も夜も食べまくりました。


2012年2月7日火曜日

いろいろ

こんばんはー。
もう2月。6月末の帰国まで半年を切りました。早いわー。
うーん、帰りたいような帰りたくないような。

さてさて、1月は職場の職業訓練校で、いろいろイベントをしましたー。
まずは、音楽隊員の方に来ていただいて音楽会を開催。


こっちの子供も大人も音楽はすきだけど、アラビー音楽しか聞いてことないから、初めての経験で大興奮。
生徒もはしゃいでたけど、先生やスタッフのほうがすごかったなあ。

そのあとも、音楽会で披露してくれたボディパーカッションを、生徒が真似してやってましたー。

本当にとても楽しかったんだろうなあ。
音楽は本当に言葉を超えて、万国共通。すごい。
生徒たち、職場のみんなにとってとても楽しい、新しい経験の日になりました。ありがとう。









さてさて、1月中旬からは、サッカー大会。
ちょうどそういうのをやりたいなあと思って、案を書いてたら、同僚の先生のスレイマーンが「サッカー大会をやろうと思うんだけど、どう?」と言ってきた。
おおお!以心伝心。

というわけで、スレイマーンを中心としたスポーツアクティビティグループ(一応、あるんです)で、準備して、実施。
講師・スタッフチームというのも出場して、校長から運転手まで、みんな走って盛り上がりました。

スレイマーンが、この大会を企画したのは、訓練が始まって半年、そろそろドロップアウトしそうな子が増えてくる時期。
そういう時に、サッカー大会が、もう一度学校に戻るきっかけになればということなんです。
実際に、あれ?この子、帰ってきたなあという子がちらほらいました。
奥が深い、スレイマーン。 ほんとにすごいわ。

職業訓練校は、学力的に高校に進学できない子がやってきます。
半分くらいはアラビア語すら、まともに読み書きできない。
でも、気持ちは素直。ちょっとやんちゃぶってる子もいるけど。
ムスリム社会なので、女性が男性に(16、17歳でも)近づき過ぎるのはだめなんだけど、でもでも、かわいい。
ついつい、授業以外も一緒に色々話をしてしまう。

小さな町で仕事もないので、大多数は軍隊に行ってしまいます。
何とかしっかり技術を身について、選択肢が広がるように、サポートできれば。

話は変わるけど、昨日、オリンピック予選の日本×シリア戦がヨルダンであったので見にいきましたー。
日本が大好きなヨルダン人の友達も、駆けつけてくれて一緒に応援しました。
でも、うーん、負けてしまった・・・。残念。

でもでも、ちょうどその前の日に、シリアのホムスで、沢山の人たちが殺されたニュースを見ていたので、そんな中シリアの人にとっては、今回の勝利は希望のような感じなのかもと思いました。

今回、スタジアムには、日本からサポーターの人たちが来てて、隣で応援しとったけど、すごいわ!
あの熱意というか、まっすぐな気持ちが、ほんとにすごい。まさに、まさにサポーター。


生徒のOJT先訪問の帰り途。
皆の朝ごはんのためのトマトを収穫。

近所のおじちゃん。剣玉に夢中。