「私も断食してるよ」誇らしげなサーラ |
ラマダン、カリーム☆
今月から、ラマダンが始まりましたー!
ラマダンというと、みなさんご承知の通り、
日の出から日没まで、水も食べ物も唾さえも飲んではだめというあの断食月です。
口紅もだめよと言われたから、まあありとあらゆる欲を抑えるということなんかな。
と書くとつらい苦行みたいじゃけど、それはすべて「アッラーのために」なので、みんなのアッラーへの愛は増し、ラマダンはすばらしい!となるわけです。
去年よりヨルダンの人との距離が近いせいか、というかアンマンに行かない限り、ここにはヨルダン人しかいないし、郷に入っては郷に従えくらいな、軽い気持ちです。(アンマンで日本人と会うときは食べまくります)
でも、断食はやっぱり結構きつい。
初日がたまたますごく暑くて50度近くあった日で、本当にすごくつらかった・・・。ペットボトルをじっとみては、いかんいかんと冷蔵庫に戻すのを何度もしてました。
職場でも皆口きかず、お互い向かい合って椅子に座って、ただただ息をしてました・・・。
これじゃ仕事どころじゃないけど、本当にビジネスしとる人はどうしとるんじゃろう。
今、やっと1週間経ち、だんだん慣れてきました。
断食といっても、日没後(19時半)から日の出前(4時半)までは食べていいし。
イフタール(日没後の食事)は招待するのが名誉なのか、皆誘ってくれ、しかもご馳走☆
勤務時間は短くなるし、夜はお祭り騒ぎみたいに皆わいわいしてるし、まあまあ何やら楽しいです!
ラマダン中限定のお菓子「カターエフ」 |
外でゲームに群がるこどもたち |
断食してる?って聞かれました。 してるよ!って言うと、「よろしい」だって。 |
ヨルダンは90%以上がムスリムじゃけど、それ以外キリスト教徒の人もいます。
でも、その人たちも日中公衆で、水を飲んだり、煙草を吸ったりしてはだめらしい。逮捕されるとか。また、ラマダン中はお酒の販売も禁止。
うーん、キリスト教徒にとっては住みにくいだろうなあ。同じように自分の国なのになあ。
そういえば、クリスチャンで今アメリカに住んでるアーメル君が言ってました。「ここは自分の故郷だけど、でもすごく肩身が狭い。」
ここでの同僚や友達やおばちゃんたち皆大好きだし、イスラム教は平和な宗教で好きだけど、ちょっとーと思うのは、皆ムスリムが一番で、何よりも卓越していて、そして時に押し付けること。
自分が信じる以外もちゃんと認める「寛容さ」ってすごく大事と思うけどなあ。
特にラマダンに入ってから一層、「ラマダンすばらしい。ムスリムいいよー。何で、ムスリムにならんのん?」の毎日です。
ふううー。
日本人はというか私自身、宗教に対して漠然としすぎてて、あまり意識してないもんなあ。でも、そんなことは絶対に言えない、というか話しても理解してもらえん。
でも、中国人の友達は、「でもみんなムスリムというけど、自分で考えて選んでムスリムになった人が何人いる?」と言ってました。うーん、考えさせられます。
今夜の1時すぎ。ちょっと寝て、4時半に水飲んで、またちょっと寝て活動に行きまーす。
夕焼け、ほんとはもっときれい |
英語クラスのこどもたち(7月限定in NGO) |